もう英語で挫折しない - 目標が達成されない本当の理由

こんにちは、SECURE HOMEのYushinです。

この記事は以下の方向けです。

  1. あらゆる手を尽くしたのに英語目標が達成されずに悩ませ続けられている方
  2. 教師やコーチとして、生徒やクライアントの英語力が伸びないと悩み続けている方

今回のお話は、英語習得に限らず、目標達成という現実を阻むものすべてに当てはまる内容だと思います。

200名以上のクライアントをサポートし、私自身も純ジャパ浪人偏差値28からイギリス大学院を成績優秀で卒業した知見を踏まえてお伝えさせていただきます。

自身に起こっている不本意な現実に向き合うきっかけになれば幸いです。

記事の最後に、【純ジャパ浪人偏差値28から英国大学院心理言語学Top3%で卒業した英語習得のロードマップ】無料配布しているので、ぜひご活用ください。

英語学習者の85%が挫折する

英語学習は非常に長い旅路です。忙しい日常、学習方法が合わない、上達を感じられない、学習が楽しくない、など挫折する要因は多岐にわたります。

ある調査によると学習者の85%は挫折するという言われています。

私の経験上も私自身も含む、ほぼすべての学習者が失敗や挫折を経験します。そして、その多くが最終的に諦めてしまいます。

よくある解決策

多くの場合、よくある解決策は以下です。

  1. 英会話スクールに通う(オンライン含む)
  2. 優秀な参考書を購入する
  3. 使いやすく、効率的に学習できるアプリを活用する
  4. 英語コーチングでマンツーマンでサポートを受ける

英語が上達しない、学習が継続できないという悩みに対して、上記のような方法でアプローチするパターンが大多数だと思います。

上達しないと思えば、教材や方法を原因にしてみたり、継続でいないと思えば、コーチングで目標設定や習慣化を強化してみたりと。

もちろんこれらの方法が有効に働く学習者もいます。しかし、あくまで私の肌感覚ですが、これらの方法で悩みを解決できるのは、3割程度で多くの学習者にとってはうまく機能しないことが多いと思います。

その先に体験するもの

新しく画期的な参考書やアプリ、サービスが現れる度に、『今度こそは!』と気合を入れて学習に取り組みますが、結局うまくいかない現実を私も含め、数多く見てきました。

教材が合っていないからだ、もっといい方法があるはずだ、目標設定が不十分だなんだ、習慣化が足りていないんだ、私の意志が弱いからだ、などと様々な原因を見つけて、それに対して一生懸命アプローチしています。

かつての私もそうでした。しかし、体験することになるのは、莫大な費用と膨大な時間を費やした後に、最終的に『私には無理だ。』と諦めてしまう現実です。

心から実現したいと願っているはずなのに、何度やってもやっぱりダメだと絶望を体験している方は多いのではないでしょうか。

しかし、私が行き着いたのは、『本当はもっと別のところに本当の原因があるのではないか?』ということです。

これだけ学術的にもより効果的な学習が明らかにされ、英語の学習方法とツールは十分過ぎるほど世に溢れているのに、なぜ私たちは変わることができないのか?と強く感じていました。

目標が達成されない"本当の理由"

いくら手を尽くしても、なかなか上達しない英語学習者の挫折を目の当たりにしてきて、行き着いた一つの仮説は、『根本原因は学習自身の内面にある』ということです。

十分過ぎるくらいの方法論は確立されつつあるのに、うまく機能しないということは、それを扱う学習者自身に何か原因があると思うようになりました。

そこで出会ったのが、【成人発達理論の免疫機能】という考え方です。

成人発達理論と免疫マップの考え方について、以下簡単にお伝えいたします。

成人発達理論

ハーバード大学教育大学院のロバート・キーガン教授が中心となって提唱している理論で、人としての知性の発達のプロセスとメカニズムを明らかにしようとした発達心理学という学術分野です。

この理論は、『人は成人後も、世界の捉え方や知性を発達させ、成長し続けることができる』という考え方を基盤としています。

免疫機能

個人が成長しようとしたり、変化しようとする際に、その実現を阻む無意識な防衛機能を持っているという考えに基づいています。

人々が変革や成長を困難に感じるのは、単に意志が弱いからではなく、深いレベルで無自覚に自己を守るために「免疫(防衛)」反応を示しているからだと提唱しています。

つまり、目標達成に必要な行動を積み重ねられずに、意識に反して達成を阻むような行動をとってしまうことの裏には、なにか理由があるはずということです。

望まれる行動が取れない本当の原因は何か?という探求をしないで、表面上の解決策を打ち続けたとしても達成は遠い存在のままであるということを伝えています。

そこで、達成を阻んでいる『根本原因』は何かをあぶり出し、本当に必要な改善は何かを探求するツールとして知られてるのが免疫マップと呼ばれるものです。

免疫マップには、以下4つの重要な要素があります。

英語学習を例にとって確認していきましょう。

1. 改善目標

本人が目指す姿に対して、改善が必要なことです。

例)毎日1時間英語の勉強に取り組む。

2. 阻害行動

改善目標を達成しようしと行動しようとする意志はあるものの、目標を阻んでしまうような実際に取っている行動。

例)勉強の時間を仕事の残業にあててしまう。時間はあっても、ついダラダラと別のことをしてしまう。

3. 裏の目標

思いとは裏腹に実際に取ってしまう阻害行動を駆り立てている『動機』のこと。本人にとっては、改善目標を達成することよりも、阻害行動の奥にある欲求(うまみ)を満たすことの方が重要であると無自覚に働いている。

例)仕事において責任を果たしたい。同僚やクライアントに対して一生懸命向き合っている自分を認めたい。仕事で失敗する可能性を下げたい。/日々のストレスから離れられる。勉強ができない自分に直面することは避けたい。

4. 強力な固定観念

裏の目標のさらに奥にある本人が独自にもつ思い込み(=信念)のこと。本人は、この思い込みに無自覚であることがほとんど。

例)私は失敗してはならない。自分のことよりも、周囲への責任を果たさなければならない。周囲にはいつもできる私を見せなければならない。

ここまでをまとめると、以下の図解のようになります。

目標が達成されない多くの場合は、パターンBに陥っていることが多いのではないでしょうか?

もし、あなたが目標が達成されないことに悩み続けているのであれば、それを阻んでいる本当の原因を特定して、それに対処しようとすることが必要であることを示していると思います。

乗り越えるための解決策

最後に、目標達成を阻んでいるループから抜け出すための方法をご提案させていただきます。

改善のポイント

  • 免疫マップを使って、目標達成を阻む本当の原因を特定すること(特に『裏の目標』と『強力な固定観念』)
  • 強力な固定観念に支配されそうな場面で、新しい行動や思考パターンを少しづつ試す

今回は、一つ目のポイントである、あなたの目標を阻んでいる独自のシステムを理解するためのステップをお伝えいたします。

免疫マップ作成のSTEP

  1. 【改善目標】変えたい現実を明確にする
    • Q1. あなたが実現したいことは何ですか?
    • Q2. その達成に向けてあなたがやろうとしている行動は何ですか?
  2. 【阻害行動】それに反して実際に取っている現実を特定する
    • Q3. やるべきことをやらずに、実際にしている行動は何ですか?
  3. 【裏の目標】阻害行動を起こしている動機を探る
    • Q4. 実際にしている阻害行動をやることであなたが満たそうとしていることは何ですか?
      • 〇〇したい。〇〇したくない。〇〇を避けたい。〇〇を避けられる。など
  4. 【強力な固定観念】裏の目標を満たさなければならない自分の固定観念や思い込みを特定する
    • Q5. 裏の目標を満たせないことを思うと、どんなネガティブな感情が湧き起こってきますか?
    • Q6. 裏の目標を満たさないといけないのは、前提としてどんな思い込みがあるからだと思いますか?

上記質問に応えて、実現を阻んでいるあなたの内面のメカニズムをぜひ探究してみてください。

新たな気づきと新たな認知がきっと得られるはずです。

自己変革の第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

さいごに

ここまで読み進めてくださった方、本当にありがとうございます。

英語の挫折から始まりましたが、その本当の原因は英語ではなく、学習者自身の内面にあかもしれない。ということをお伝えさせていただきました。

このことは英語に限らず、何か自分を変えたいと願う多くの方が直面している課題の解決に大いに貢献する考え方であると私には思えます。

実際に私自身も、この理論に従い、自らに変化を起こしてきました。

悩ませ続けられている方にとって、何か気づきを与える内容であることを願っています。

以下、【純ジャパ浪人偏差値28から英国大学院心理言語学Top3%で卒業した英語習得のロードマップ】無料配布しているので、ぜひご活用ください。

純ジャパ浪人偏差値28から英国大学院心理言語学Top3%で卒業した英語習得のロードマップ

英語学習の誰もが知るべきマインドセットから習得へのロードマップを第二言語習得理論と筆者自身の経験をもとにした説明した独自メソッドとなっています。(計34ページ)

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