私の自己変容は、海外逃亡から始まりました。競争に疲れ、周囲の目を怖れ、何者にもなれない絶望感と強迫観念から、日本を離れました。海外に飛び出しても、絶望と自己否定は変わらず、ただ時間だけが過ぎて1年が経とうしていました。そして、あと1ヶ月で帰国というタイミングで、私の"人生を変える出会い"がありました。それは、見知らぬ青年に手を差し伸べてくれたメンターとの出会いです。何者でもない自分を受け入れてくれたあの時の溢れる思いと、現在にいたるまで変わらず眼差しを向け続けてくれたことへの感動は決して忘れることはありません。日本を飛び出したこと、そしてメンターに出会えたことが、私にとっての“揺らぎ”の始まりだったのです。

メンターの教えは、私の"生き方"を根本から変えました。メンターの導きによって、私は初めて自分の中にある“枠組み”の存在に気づくことができました。どれだけ狭い世界と価値観の中で思い悩み続け、自分自身を傷つけていたのかと。

そして、メンターの助けを借りながら自分を規定していた価値観や常識を手放したり、組み替えたり、試行錯誤を通して新たな世界観を育てていきました。その過程の中で、どんな自分も認められる自己肯定感と自尊心を取り戻し、主体的に毎日を過ごせるようになっていきました。自分らしさを大切にすることで充足感を感じるようになり、それが大きな力になりました。

その結果、イギリス大学院に合格し、トップ3％の成績で卒業するという、かつての自分では考えられない果実を手にすることができました。私が授かったものは、単なる成果や目標達成の方法ではなく、"生き方"そのものです。

そして今、私は思います。英語を学ぶこと、世界に触れることの先に、その人だけの“変化の芽”が静かに息づいているのではないかと。その変化を見逃さず、そっと支える存在になれたらと。

私が授かった叡智は誰もが享受できるべきものだと思います。多くの人にとって、英語や海外への挑戦はそんな叡智を無自覚に求めて始まるものだと思えます。英語への挑戦を通して、たまたまその叡智に触れられたことは、まさに"奇跡的"です。だからこそ、その奇跡を多くの人の中に生み出すことはできないだろうか。そんな思いを体現したのが英語屋です。どんなに遅くても、どんなに傷ついていても、人は変わることができる。むしろ、「揺らいだからこそ」、人は変われる。

さぁ、英語で自分を揺さぶれ